（彼女が手にもっている貝、どこかであなたも見覚えありませんか？）
私は電子書籍はあまり好きではありません。
ですが、きっかけとして読んでみて実際にコミックを購入した本も結構あります。
そういう意味でWebコミックはいいと思っています。
実際最近本屋さんでも一話丸々試し読みとかやってますものね。
さて、
好きな本を友達に紹介して「面白かった」って言ってくれると嬉しくないですか？
リアル友達ではなく、Webを介して私の話を聞いていただけるのがブログのいいところ。
Webから試し読みできる、私がお勧めしたい漫画を
時々【読んで欲しい漫画】として紹介させていただきたいと思います。
お暇な時に、リンクから読んで「ちょっと気になるな」と思ったら
是非実際に購入して最後まで読んでみてください。
もし気に入っていただけたら、感想も言い合えればとっても嬉しいです。
ということで今回お勧めしたい漫画は
「いそあそび」 作者：佐藤宏海さん
ここから直ぐに1話（正確にはエピソード０ですが）が読めます。
以前、カメノテをスーパーで買ってきて食べた話を書きましたが
旅行に行った時、ちょっと変わった食材が出てくると
ちょっとわくわくドキドキしませんか？（しない方にはオススメしません）
親戚の家に行ったときに、川で取ってきた小エビが
えんびフライ（違う）として出てきたことはありませんか？
地元の人以外あまり知らない「ニナ貝」や「ツメバイ」
そういうちょっとマニアックな海産物の話をベースに
主人公とヒロインや周りの人達や、瀬戸内の自然をバックに描かれる物語です。
エピソード０を読んで「次へ」からもう読んでしまったかもしれませんが
こちらが第2話です。
作品の中身についてはここでは書きませんが
私がこの漫画をお勧めするのはこんな理由です。
・へ～、食べてみたいな（と興味が湧く）
・そして美味しそう！
・ちょっとしたサバイバル感
・作者がずっと住んでいた地域を題材にしているため、とてもリアリティがある
・全3巻のため、お手軽（本当はもっと続けて欲しかった！！！）
・ヒロイン×２が魅力的
・乱獲による危険性をしっかりと説いている
・うちの子供も読んで面白かったと言ってくれた
（自然を大切にする心を育んで欲しい）
2話まで読んで、もし興味があったら是非購入して続きを読んでみて欲しいです！
セトさん・六郎君・珠子ちゃんの話、
磯の食べ物・危険な生き物・ユニークな漁法など、
作者はもっと描きたいことがあったと あとがき で語っています。
いろいろなタイミングさえ合えば、キャラクターも魅力的なだけに
アニメ化くらい簡単に進みそうな漫画なのですごく残念です。
アニメ化できたら、いそあそび体験ツアーだってできただろうに。
そういう可能性だってあった作品です。
講談社に限らず、是非この作品をもっと大切にして欲しかった。
まぁ、そんな作品は他にもたくさんあるのでしょうが、
是非作者の佐藤宏海さんに、また素敵なお話を紡いでいく御縁があるといいなと願っております。
応援してます！
ここからは、ネタバレ・・・はありませんが出来れば読んだ後に見て欲しいです。
さぁ男子諸君、
「セトさんと珠ちゃん、君ならどっちを選ぶ？」
という話はもちろんありますが、（これは難しい選択ですよ！正直選べません！）
私が3巻の最終話まで感じた読後感は
「ぼくのなつやすみ」のプレイ後みたいな気持ちになりました。
胸にすっとおちてくる郷愁感とでもいいましょうか。
自分にはもうやってこない青春の物語はやはりいいですね、せつないですけど。
物語のキーアイテムは海産物なのですが、描きたかったテーマは
昭和然とした自然と青春のキラメキだったのかなと。
そして、現在漁村が抱えている問題にも触れている点も
作者が出身地だからこそ書けたと思います。
（自分が生まれ育った田舎だからこそ、田舎ゆえの不自由さの描写も読んでいて嫌味なく受け入れられる）
本当に娯楽もなく、かつてはご自身の故郷に
複雑な想いをお持ちになった時期もあったと思いますが、
作者はこういう形で自分の想いを作品に昇華することができて
とても幸せな関係だと思います。
繰り返しになりますが是非、このまま埋もれさせるのではなく
地元自治体はこの作品を積極的に利用して地元の活性化に生かして欲しいです！
愛媛県西予市明浜町の関係者に知り合いがいる人は是非再度PRを！
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