ドン・キホーテで活きたとり貝が売っていたので買ってきました。
いろんな面白いものが売っていることで有名なドン・キホーテですが
まさかこんなものまで!!
ちなみに1個60円でした。
さっそく捌いていきます。
とり貝の殻は非常に薄くて弱いため、開き方にちょっとコツがあります。
(そのもろさ故、流通が難しくこの状態でお店で売っているのは中々見ないと思います)
普通、貝を捌くときは貝柱をナイフなどで外して殻をあけますが
上下を持って、おもむろに横にひねると蝶つがいが外れます。
貝を開いたら、とり貝の特徴である黒い部分を出来るだけ触らないように
ナイフでこそぐようにして殻から外周から貝ヒモをから外していきます。
丸印あたりに貝柱があるので、蝶つがいのラインをナイフでこそぐ感じです。
取り出したむき身は、ボウルにたて塩を作って入れておきましょう。
※たて塩とは海水程度の塩分濃度の水です。水500mlに塩大さじ1で海水程度の塩分になります
黒い部分は非常にデリケートなため、まな板をラップで包みます。
同時に、たて塩を新たにつくっておき
半分は鍋に前述同様の海水程度の水に酢を適宜入れて沸かしておきます。
(酢が黒い部分の剥がれを多少コートしてくれるそうです)
残りのたて塩は、湯がいた身を冷やすために氷をいれておきましょう。
段取りが出来たら、くちばしのような部分と貝ヒモを分けます。
根本の黒い部分の下あたりを包丁で押さえたまま
にょーん、と左手をひっぱると身とヒモが外れます。
そのまま沸騰した鍋の中へ投入。
鮮度によりお好みですが、30秒前後でしょうか。
取り出したらすみやかに熱をとります。
多少グロいかもしれないので写真は割愛しますが
この写真でいくと右側の山の部分から包丁をいれて開き
中の肝などを包丁の背でこそぎとります。
一部の産地では肝ごと食べるそうなので、今回は一個だけ試してみました。
ドンキ内の魚屋のお兄ちゃんも肝ごと食べたほうが好きと言っていました。
右上のは貝ヒモです。塩でもんでから湯引きしました。
完成です。
うん、さすがに歯ごたえが違います。
美味しいです。
心地良いジャキジャキとした歯ごたえは活ならではですね。
歯ごたえと甘みが違いますよ。
なお、肝入りについては
正直食べるのに勇気がいりました。
捌いてる時にちょっと食欲無くしましたよ。
なんというか・・・例えば
生ガキを包丁で割って掻き出す感じを想像してください。
それに「貝は当たる」と怖いっていうじゃないですか。
食べる前に妻に「明日寝込んだら原因はこれだと医者に言ってくれ」と伝えました。
おっかなビックリ食べたのであんまりよくわかりませんでしたが
アワビの肝に似た味だと思いました。
ただし、少し砂を噛んでいましたので美味しくは味わえませんでした。
3時間ほど砂出しはしたのですが要研究ですね。
最近はスーパーでも4月から7月位にかけて「活」のシールが貼ったとり貝が出回るようになりましたから、経験が無い方は是非一度賞味してみていかがでしょうか。
【 番外】
バーナーで炙っても美味しかったです!
身の甘みがより引き出ます。