トイレで神に祷ったことがある人は必読
好きな本を友達に紹介して「面白かった」って言ってくれると嬉しくないですか?のコーナーです。
Webから試し読みできるので、暇つぶしにでも一度読んでみて欲しいです。気になったら是非店頭で手に取って最後まで読んでみてください。感想も言い合えればとっても嬉しいです。
今回お勧めしたい漫画は
「腸よ鼻よ」
作者:島袋全優 さん
次にくるマンガ大賞2019 Webマンガ部門で第3位を獲得していますので既にご存知の方も多いかと。一言で説明すると闘病ギャグエッセイ漫画です。
誰しもお腹が痛くなったことはあるはずです。
日常性のある痛みの割りに、辛さは存外高めですよね。
子供の頃、私はトイレでそのいつ終わるかわからない痛みに恐怖し
「なんでもしますから助けて…」と神に祷ったことが何度もあります。
実はあなたもあるでしょう?
あの怖さがずっと続くのに、明るくその体験を綴るなんて
凄まじいと思いませんか?
とはいえ、その聖人性もさることながら
・「大腸が無い」というヒキの強さ
・闘病成分よりギャグ成分が(随分)多め
・「休載理由が9割入院」というガチさ
さすが、入賞作品です。
老若男女問わず自信を持ってオススメできます。
なお、現在も連載中かつ闘病中ですので
「作者取材(緊急入院)のため休載」の際には読者に緊張感が走ります。
現在も闘病中の作者様(と同疾病に苦しんでいる患者様)には誠に申し訳ないのですが、
「これに比べたら自分の辛さなんて大したことない!」
と、辛い時に生き抜く力をもらっています。
読後にとても皆さんにも読んでもらいたくて、いろいろ調べていたら
作者近影が
これ。
この時だけでなく、取材など表舞台に立つときは
だいたいこれ。
私自身かつて聖飢魔Ⅱの信者だったので、縁があるな~と思ったら
聖飢魔Ⅱがお好きでこのスタイルにしているわけではないそうです。
このタイプのメイクを悪魔メイクというようになったのはKISS。KISSは日本の歌舞伎に影響受けてのメイク。それが日本で聖飢魔IIになり、逆輸入。相撲という日本の神事に詳しい悪魔・デーモン閣下という流れは面白い。と、斜めに行った。
出典: みかん キツネと自転車 @mikan_sensei629
作者の島袋全優さんは「笑いでも何でもいい、誰か人にインパクトを与えるによって自分の生きた痕跡が残れば嬉しい」という考えをお持ちな気がします。
この作品はまさに島袋さんそのものです。
人間、喜びも辛さも相対的に感じているものではないでしょうか。
"あの時より美味しい"と感じたり、
”部長の奥さんの方が贅沢しているはず”と嫉妬したり、
"あれにくらべればまだ耐えられる"と踏ん張ったり。
自分の悩みが、ふと軽く思えるかもしれません。
「腸よ鼻よ」、読んでみてください。
ここからすぐに、四指腸(笑)まで読めます。
島袋さんはクリエイターです。
貴方がこの作品を読んで、どんな感情でもいい。
何かを感じたら、それこそが島袋さんの活きる糧となると思います。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
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