九州で雨のニュースがあると思い出すことがある。
九州地方の雨、大変ですね。
今現在も被災されている方もいらっしゃると思います。
被害が最小限におさまることをお祈りしております。
数年前に友人と九州旅行に行ったときのことです。
その時も激しい雨で、楽しみにしていた高千穂峡も見れず残念な状態。
予定していた観光スポット間の移動距離に長さに、九州の大きさをヒシヒシと感じておりました。
男三人の雨のロングドライブ。テンションは低い(笑)
30分以上このこんな感じの道中を延々と進んでいきましたが、
途中人っ子一人見かけなかったことに3人とも軽くカルチャーショックを受けつつ
淡々としたドライブとなっておりました。
とんでもない過疎感のある景色が延々続く・・・
そんな時、助手席に座っていた私の視界を何かが通りすぎました。
「!?」
突如違和感のある景色が通り過ぎていったような!
私「・・・・・・・・っ」
私「ちょっ・・・ちょっと今左になんか無かった?!」
O先輩「・・・なんかへんなのあったよな?」
私「あったあったって!っていうか何で何にも表示が無かったんだ?!」
H先輩「戻って確認しに行こうよ!」
注意深く周りの案内看板などを探しながらUターンして戻っていきますが
やはり何の標識や看板もありません。
そして・・・
やっぱりあった。
O先輩「なんだろこれ?」
おわかりだろうか。
だれが趣味で庭につくったというレベルではないことに。
ツリーハウス?
誰が?なんのために?
当時はゼルダBoWどころではないWiiの時代したが
今になって見ると完全にボコブリンの集落です。
「ちょっと俺、奥に行ってみてくるわ。」
私は二人をとりあえず置いて奥に走っていきました。
画面下に写っている傘をさした私が見えるでしょうか?
私と構造物の、大きさとの対比を見てください。
めちゃくちゃでかいんです。
裏手に回ってみるとこんな感じ。
どうやらこの写真の中心の木を中心にツリーハウスのようになっていて
放射状に複数の渡り廊下が作られていて、母屋らしきものにつながっていたりするようです。
全くその設計意図がわからない作りに、軽く恐怖すら感じましたね。
そして、繰り返しますが
いくら呼び掛けても、やはりあたりには人っ子一人いないのです。
母屋?らしき建物の吹き抜けコテージにたたずむH先輩とO先輩。
ベランダ?の柵とかみるとやっぱりボコブリンがつくったとしか思えない。
しかし、くまなく探しましたがリンゴも矢もありませんでした(笑)
ここでライブとかやったら気持ちいいだろうなぁ。
許可なく入っていいものか、凄く悩みましたが
すみっこにあったこの看板から
「丸山農園」さんが観光客?向けに、くわ青汁を販売する目的もあって作った施設であろうという推測のもと一般の方の所有物ではないと判断し(当時は私はまだスマホを持っていませんでしたので情報が得られなかった)、大声で回りに呼び掛けても誰もいないので
この開放性もあり探索させていただくことにしました。
(注、この時点では不法侵入で訴えられても仕方のない行為です・自己責任)
中の景観
まだ製作途中?それとも製作中止したの?という感じはありますが
狂気を感じるほど凄くしっかりと作りこまれています。
本当に凄くて、こんなに立派なのに何も情報が無いことに改めて驚きました。
まっぷるやるるぶを手にして旅行していたのですが、まったく記載がありません。
手すりや階段等、自由な造りで作り手の遊び心が随所に感じられて、
子供が見たら喜ぶだろうなぁという想いが湧いてきます。
が、「で、何をして遊ぶの?」ということは全く意図がわからない造りです。
無限の可能性にあふれています。
一部コンセントも来ていましたので、キャンプなんかできたら
本当に最高だと思いました。
しかし一通り見て回った結果、
建てられた意図も汲み取れない以上、それ以上は滞在もできず
不思議な想いだけを胸に残して三人はここを後にしました。
あとで最寄りの道の駅で聞き込みをしましたが、
そこでもハッキリとした情報が無かったことから
かなりマニアックなスポットを見つけてしまったようで
凄く強く印象に残った出来事でしたね。
旅から帰って、ネットで検索したら見つけました。
「髙森ツリーハウス」
という名前があるそうです。
地元で水神様として崇められている「上玉来の大杉」が
台風で被害を受けて幹が痛んだことから
木を守るためにツリーハウスを作って補強し、一般に開放されているそうです。
九州旅行ナビというサイトに詳しい記載がありました。
内部の写真ももっとたくさん掲載されていました、こんな感じです。
九州旅行ナビさんに許可をいただいて転載させていただきました。
皆さんも阿蘇にお出かけの際に、ツリーハウス是非見ていただきたいです。
また九州旅行の際には、九州旅行ナビさんを是非ご利用ください。
このツリーハウスが載っているくらいですから
かなり詳細なサイトですよ!
雨の九州の思い出でした。
追記:この記事を書いてから改めて調べていましたら
2019年5月時点では所有者が変わったようで、
現在ツリーハウス内部には立ち入り禁止となっているそうです。
外から眺めるだけでも一見の価値がありますが、ちょっと残念な気もします。
ツリーハウス自体は愛がないととても建築出来ない構造でしたから
御神木も理解してくださっていたと思うのですが、
御神木にイタズラする輩でもいたのでしょうか・・・。
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